本日は作品のネタになりそうな内容を思いついたので書き連ねておきます。
テーマはソロモン。
かつてソロモン王は72からなる悪魔どもを真鍮の容器に密閉し、神聖な力によってバビロンの深い穴に追いやった。
バビロニアの人々がこれを見て訝しみ、大きな財宝が入っているやもしれぬ、と容器をこじ開けようとして湖に入りこんだ。しかし彼らが器を開封した途端、72からなる悪魔どもが世界に解き放たれた。
──というのが遥か昔に語られた、間違いを含んだ内容である。
真なる物語を知っているのはソロモン王と友であった唯一の男(別に女でもいい)、その人だけ。
※真なる物語ってなあに?
ソロモン王が72の悪魔たちを真鍮の容器に密閉したのは脅威だったからではなく、72の悪魔たちが人々に願いを叶えるための道具として使われ続けるのに耐えかねたため、これ以上人に使われないようにと逃がすための手段だった。
しかし人々は財宝だと勘違いし、結局72の悪魔らの休息を奪った。
シナリオはソロモン王の友人であった主人公が、今も世界を彷徨っているソロモン72柱の悪魔たちを倒したり和解してシジル(印章)を全て集め、真鍮の容器に密閉し、バビロンの深い湖に沈めてあげるのが目標。
シジルを持っているのはもちろんソロモン72柱の悪魔たち。
同じく、シジルを集めようとしている組織がいてもいいし、シジル狩りをしている主人公以外の人間がいてもいい。
主人公の目的がかつての友人、ソロモン王の願いを叶えてあげることだけど、他の組織とかがシジルを集める理由は「全部揃ったら願いが叶う」とかでいい。
追加要素でグリモワールがあってもいい。この書物に書かれているのは無論ゴエティアで、シジルの入れ物として扱ってもいいし、各悪魔たちの詳細が書かれていて、どういった対応をすべきか、という情報を得るための物と扱ってもよい。両方でもいいと思う。
シジルの数とか、爵位については適当にウィキペディアを見てください。爵位でシジルの材質が違ったりするという話もみましたが、詳しいのがなかったので無視でもいいんじゃないかな。
時代についてはソロモン王の友人なので、旧約聖書の時代でもいいと思います。
ただ現代でも悪魔という存在がいる、という内容の方が科学などの兼ね合いもあるので多分幅が広がって楽しいはず。現代にした場合、問題となるのは主人公がどうやって生きてるのって話ですが、ソロモン王と友人だった者の子息にしてしまっても良いと思います。
個人的には悪魔を相手にする存在なので、悪魔的な力を使って不老不死になってるとかでもいいかなと。
ピンときた内容としては、主人公は今までに何度もソロモン72柱たちから貰った(奪った)シジルを真鍮の容器に密閉してバビロンの深い穴に戻しているが、数年(数百年か、数千年かもしれない)立つと、何も知らない誰かが容器のふたを開けてしまい、その度にソロモン72柱は世界に飛び立っていく。なので主人公はソロモン72柱の悪魔どもを捕まえに行く。終わったら、眠りにつく。また解放されたら眠りから覚めて、ソロモン72柱の悪魔どもを捕まえに……というループ人生を送っているなど。
この内容だったらソロモン72柱の悪魔たちと主人公は顔見知りという流れになります。協力的な相手ならまた会ったなー、シジル預けるねー、でいいですし、因縁の相手ならここであったが百年目(本当)で戦ってもいいでしょう。
この時、自身が持つシジルがないと72柱の悪魔たちは力が使えない、という設定にしておけば、悪魔たちがシジルを預けてくれる重みや、あるいは拒む理由付けとして効果を持ってくれるでしょう。
シジルを2つ持っている奴に関しては、一方の能力が使えなくなるでも、保険として使えるのでどちらか1つあれば全能力使えるで大丈夫だと思います。ただし、1つでもなくなると全ての能力が使えなくなるにしてしまうと余ったシジルどうしよってなっちゃうので、そこは気を付けた方がいいんじゃないですかね。
こんな感じ。