Fanfiction

内容はファンタジー+恋愛が多数。
大体オリジナルシナリオでオリキャラ×キャラ。
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第8話

しばらく歩いてガイア教道場に辿り着く。久しぶりに来たわけだけど、いつ見ても立派な偶像が並んでいる。外観に関しては、はっきり言って綺麗なものではない。どう言葉を取り繕っても、破れ寺。しかし……。ひとたび中に入れば、一体どこにこれほどの空間を隠…

第7話

妖精たちの助力を受け、異界の第一層部分を家としての空間に作り終えた私たちは、ひとまず今後の方針を決めることにする。「死に物狂いで逃げ去った地に腰を据えることになるとは、人生とは何が起こるか分からないとはよく言ったもので」本当に、この業界は何…

第6話

「それじゃあ、報告してもらってもいいかな? まず、依頼自体はどうなった?」──あの後。間一髪のところで異界を飛び出ることが出来た私とマリアは情けなくも地べたに座り込み、ただただ息を整えることしか出来なかった。そして今は様子を見に来た佐倉女王…

第5話

異界のさらに奥地へ足を踏み入れるが先ほどの情報どおり中の警備は手薄で、すぐに儀式を取り行っている場所へたどり着くことが出来た。儀式自体はもう始まっているようで、何かを唱えている声が届いてきている。儀式の妨害も依頼内容であり、相手側はこちらに…

第4話

さらりとした、首元にまで伸びる銀髪。前髪は目にかかるかかからないかにまで伸ばされている。赤を基調としたロングコートが何よりも特徴的で、さらにはそれを地肌に纏うという、一般人にはとても真似の出来ない着こなし。腰には二丁拳銃を提げ、手には大剣を…

第3話

──ダイナたちを見送った後の妖精郷にて。「あの二人、大丈夫かな?」「どうだろうな。真面目に仕事をこなすフリーランス、さらに裏切りの心配も無い。……こんな人材を欲しくないというところなんてそうはいないから、失いたくないというのは本音だが」「流…

第2話

妖精郷から連絡を受けて一時間かかったかどうか。帝都某所の裏路地を手順通りに曲がっていけば、開けた場所に出ることができる。「あ、ダイナだ! こっちこっち、王様と女王様が呼んでるよっ!」私の姿を見つけた一体の≪妖精≫ピクシーが、こちらへ急ぎ気味…

第1話

小鳥たちの可愛らしいさえずりを聞きながら、食事をキッチンからリビングへと運ぶ。「おはようございます。ダイナ様」そう言って声をかけてきたのは、金色に輝く甲冑に身を固めた乙女──マリアだ。「おはようございます。朝食の支度が今出来たところです」先…

序章

──はじめに。神は天と地とを創造された。地は形なく、闇が深淵のおもてにあり、神の霊が水のおもてを覆っていた。神は言われた。「光あれ」すると、光があった。神はその光を見て、良しとされた。神はその光と闇とを分け、光を昼と名づけ、闇を夜と名づけら…

Attention

この作品は『真・女神転生』シリーズ、及びそれらの『派生作品』から世界観を借りつつ、DMCをメインに多数の作品からキャラクターのみを混ぜた作品になっています。ヒロインの初期アライメントを「秩序」として扱っているLAW寄りの作品となりますので、…